気になる書評24

確かに、周りにも独身者は多い。この社会の行く果ては…と思うと、ちょっとそら恐ろしい。「家族」難民 生涯未婚率25%社会の衝撃 [著]山田昌弘■行き着く先は年間20万余の孤立死 「パラサイト・シングル」「婚活」といった流行語を世に送り出し、家族問…

気になる書評23

そういえば、最近は犬も長生きになり、がんや糖尿病、心臓病など、人間と同じ疾患をかかえるケースが多い。人と動物の疾患をまとめて考える視点が興味深い一冊。■人間と動物の病気を一緒にみる—医療を変える汎動物学の発想 [著]バーバラ・N・ホロウィッツ…

気になる書評22

ドラマも好印象だった。比較するのも面白い。■下町ボブスレー——世界へ、終わりなき挑戦 [著]伴田薫 氷のコースを時速120キロ以上で滑走するボブスレーは、氷上のF1と呼ばれる。摩擦抵抗と空気抵抗をできるだけ減らし、いかに減速させないかがかぎにな…

気になる書評21

不眠に悩む人は多いが、今さらながら睡眠の大切さがわかる一冊睡眠のはなし 快眠のためのヒント [著]内山真■眠れる、眠れぬ それが問題だ睡眠は生命維持にとって不可欠な生理現象である。特に現代生活にとって睡眠が抱える問題とその影響は、しばしばメデ…

気になる書評20

犬好きには、興味深い一冊。 犬の伊勢参り [著]仁科邦男■群衆と動物が入り交じった時代 犬が伊勢参りをした最初の記録は一七七一年だそうだ。それ以来まさに「ぞくぞくと」犬の参宮が見られたのだった。本当なのか? それにしてもいったいなぜ? 本書は数々…

気になる書評19

やっと秋らしい気候になってきました。そろそろじっくり読書もいいかも。■長い道 [著]宮崎かづゑ■療養所での樹木のような70余年 ハンセン病を発症して10歳のとき(昭和13〈1938〉年)に瀬戸内海にある長島愛生園に入園し、以来70年以上を園内で…

気になる書評18

今や日本人の3人に一人ががんになると言われる時代。もしも自分ががんになったら、どうするのか、 そのヒントになりそうな一冊。■がん放置療法のすすめ—患者150人の証言 [著]近藤誠 ■どのように生きていきたいか 慶応大学医学部放射線科講師の近藤誠が乳…

気になる書評17

日本の肖像画を紐解く視点が面白そう。●肖像画の時代?中世形成期における絵画の思想的深層 [著]伊藤大輔■似絵・僧侶像の従来説に挑戦 定説に疑問をぶつけることは勇気を要する冒険だ。勇敢な本書は、「昔の日本に肖像画がなかったのは、リアルに描かれた自分…

気になる書評16

寒ーい毎日。外出もおっくう。こんな時は、少し重いテーマの本をじっくり読んで過ごすのもいい。●隔離の文学?ハンセン病療養所の自己表現史 [著]荒井裕樹■文学への衝動生んだ葛藤 かつてハンセン病は一等国には相応(ふさわ)しくない「国辱病」とされ、後進…

気になる書評15

怪奇と幻想のあやしい世界を描く江戸川乱歩。うーん、興味深い!●乱歩彷徨?なぜ読み継がれるのか [著]紀田順一郎■創造と人生の闇、謎鮮やかに 一人の芸術家の華々しい誕生と、その後の芸術寿命を襲う老化現象と葛藤しながらの創造と人生のはざまで、苦闘と苦…

気になる書評14

今年第一弾もやっぱりミステリーから。●吸血鬼と精神分析 [著]笠井潔■戦後思想を問う本格ミステリ バスティーユにある要塞(ようさい)のようなアパルトマンで、ルーマニアからの亡命者が惨殺される。床に残された“DRAC”の血文字。本格ミステリにふさわ…

気になる書評13

思い出の食事や忘れられない味。確かに、食は人生の様々なシーンの記憶と重なっている。●あつあつを召し上がれ [著]小川糸人生の曲がり角に、食の情景 孤食や欠食が話題になる世の中だ。誰とも言葉を交わさず、目はテレビ画面に向けたまま、そそくさとコンビ…

気になる書評12

我が家の愛犬は、女王陛下と同じウェルシュ・コーギー。犬好きとしては、タイトルだけ見ても、読まないわけにはいかない一冊。●それでもイギリス人は犬が好き?女王陛下からならず者まで [著]飯田操■残虐な娯楽の反動で動物愛護 非常にユニークな「犬の本」だ…

気になる書評11

犬と一緒に暮らす者としては、物語に犬が登場するというだけで惹かれてしまうのです。かくして、この一冊も。●エドガー・ソーテル物語 [著]デイヴィッド・ロブレスキー 金原瑞人訳、NHK出版■五感動員し味わう小説の醍醐味 アメリカ中西部を舞台とした少年…

気になる書評10

上方落語かー。うーん、名人の話芸、じっくり聴いてみたいな。●随筆 上方落語の四天王?松鶴・米朝・文枝・春団治 [著]戸田学戦後、消滅寸前だった上方落語の世界に入り、現在の隆盛を築いた<四天王>。色合いと芸風の異なる4人を聴き続けてきた著者は、具…

気になる書評9

健康で長生きならいいけれど…。●延命医療と臨床現場?人工呼吸器と胃ろうの医療倫理学 [著]会田薫子■患者の幸せと家族の想い 「胃ろう」をご存じだろうか。自力では食事がとれない患者の腹部に、胃に通ずる穴を開け、そこからチューブで水分や栄養を流し込む…

気になる書評8

以前、私の会社から江戸時代長崎の出島で日本人通訳として活躍していた祖先に関する本を自費出版された方がいましたが、歴史的にもとても面白いお話だったのを覚えています。 以下の本も、出島のオランダ人と日本人をめぐる交流が興味深い一冊。●阿蘭陀が通…

気になる書評7

食欲の秋到来。いつも口にしている身近な食物のルーツの話、面白そうです。●文明を変えた植物たち?コロンブスが遺した種子 [著]酒井伸雄■身近な物たちの偉大な「素顔」 「文明を変えた植物たち」とあって、開けば、ジャガイモから、ゴム、チョコレート、トウ…

気になる書評6

電子書籍は手軽だけれど、やっぱり紙の本には魅力があるよね。外見はやっぱり大事、だと思う。●本棚探偵の生還 [著]喜国雅彦 ■収集欲をそそる美麗な造本 1、古書店が夢に出て来る。2、本棚の配列には一家言ある。3、本は見て、触って楽しむ。4、とくにミ…

気になる書評5

推理小説は面白いけれど、現実は小説よりもっと面白ろそう!FBI美術捜査官?奪われた名画を追え [著]ロバート・K・ウィットマン、ジョン・シフマン■大芝居打ち、逮捕より作品奪還 これが映画や小説ではない現実に起きた話だけに面白い。現実も捨てたもの…

気になる書評4

チーズ好きとしては、とても気になる一冊。食欲の秋を前に書店へGO!●チーズの歴史?5000年の味わい豊かな物語 [著]アンドリュー・ドルビーヨーロッパ文化を凝縮した味 良いチーズとは、〈アルゴスでなくヘレネでなくマグダラのマリアでなく、ラザロとマ…

気になる書評3

もともと推理小説は大好きだけど、セミが鳴く季節になると、なぜか無性に推理小説が読みたくなるのです。しかも、長編の読み応えのありそうな作品が。ということで、今週も気になる書評を2つご紹介。●絆回廊?新宿鮫(ざめ)X [著]大沢在昌■終局へ、感情の起…

気になる書評2

今はやっぱり原発に関する本に目がいきます。 今回の気になる書評はこれ。 「フクシマ」論ー原子力ムラはなぜ生まれたのか [著]開沼博■能動的に原発を「抱擁」した歴史 福島は、どのようにして「原子力ムラ」となり「フクシマ」となったか。その主題を「中央…

気になる書評1  「津波と原発」

3.11から今日で4ケ月。この国の復興と進むべき道は? 「津波と原発」(佐野眞一著)というタイトルが目をひきました。以下、朝日新聞の書評です。■胸に食い込む被害者たちの肉声 ニュース一段落して関連本並ぶ??大事件後の常であるが、東日本大震災もまたそ…

小平のぶどう

今日から9月。なのに暑さは、パワーアップしているみたい。一体、いつになったら、涼しくなるの? それでも、店頭には、秋を告げる果物が並ぶようになりました。 たとえば、ぶどう。ぶどうといえば、大抵は山梨産だけど、実は、私が住む小平の農家のぶどう、…

暑すぎる夏

この夏はちょっと暑すぎ!そもそも私は夏が好きなんだけど、この暑さにはさすがにうんざりです。 ちょうど一週間前、夏休みで実家の諏訪へ帰省したら、すごく涼しくて、わんこも大喜びでした。つかの間のパラダイス。でも、東京に戻ってきたとたんに猛暑日の…

ワールドカップの喜び

連日のワールドカップ試合観戦で少々寝不足気味だけど、おかげで幸せな毎日です。いよいよデンマーク戦!今日は気合い入れて応援するぞ!

さようなら、鳩山さん

昨年8月「鳩山家の食卓」と題して、ブログ記事を書いたっけ。いろんな意味で鳩山さんには期待もしたし、好意的な気持ちを持っていたんだけどなー。 この方は、そもそも政治家より学者の道なんかが向いていたのかも。 結局、鳩山内閣も短命に終ってしまった……

ありがたや、御開帳

今年のゴールデンウィークは、実家のある諏訪へ。いつも帰省して悩むのは、どこへ出掛けようかということです。蓼科や霧ヶ峰は、もう行き尽くしてるし、一時小淵沢のアウトレットによく行っていたけど、ここも混んでるだけであんまり買いたいものも見つから…

コラーゲンの威力は?

テレビでも雑誌でも、近頃コラーゲン化粧品やドリンク剤の話題を見かけない日ってない。私もしわやたるみが気になる年齢だけに、すごく興味があるし、使ってみたい気もするんですが…。人気商品のお試しセットにちょっと心ひかる今日この頃です。