2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

気になる書評17

日本の肖像画を紐解く視点が面白そう。●肖像画の時代?中世形成期における絵画の思想的深層 [著]伊藤大輔■似絵・僧侶像の従来説に挑戦 定説に疑問をぶつけることは勇気を要する冒険だ。勇敢な本書は、「昔の日本に肖像画がなかったのは、リアルに描かれた自分…

気になる書評16

寒ーい毎日。外出もおっくう。こんな時は、少し重いテーマの本をじっくり読んで過ごすのもいい。●隔離の文学?ハンセン病療養所の自己表現史 [著]荒井裕樹■文学への衝動生んだ葛藤 かつてハンセン病は一等国には相応(ふさわ)しくない「国辱病」とされ、後進…