今年のシュトーレン

毎年クリスマスシーズンの楽しみのひとつにシュトーレンがあります。シュトーレンは、ドイツのお菓子で、本場では薄切りにしてクリスマスまで毎日食べるのだとか。このお菓子を知ったのは、十年ほど前だったかな。最近は、11月末頃からケーキ屋さんでもスーパーでもよく見かけるようになったけれど、その当時は今ほどメジャーではなかったかも。新宿伊勢丹の「エディアール」というフランス高級食材店で買ったところ、これがまぁおいしかったこと!ケーキと言っても、くるみやレーズンがたっぷり入って、生地もしっとり重みがあって、大人の味。ワインにもピッタリで、この時からすっかりファンになってしまったわけです。その後、いろんなお店に出回るようになって、いろいろ食べ比べてみたけれど、やっぱり私は「エディアール」のがナンバーワンだと思っていました。
ところが、今年はちょっと異変が。今までのように「やっぱりエディアールシュトーレンね」という感動が感じられず…。心なしか、ナッツが少なくなって、レーズンばかりが口に残り、生地もなんとなくゆるい感じ。対するは、地元のケーキ屋さんで、ふと目に留まった500円の小さなシュトーレン。あまり期待はしていなかったのだけれど、これが以外に美味しくてびっくり!
たかがシュトーレン、されどシュトーレン。私のクリスマスのシュトーレン比べは、これからも続きそうです。さてさて、来年はどこのシュトーレンに軍配が上がるでしょう…。