私の相棒

ペットブームと言われて久しいけれど、この頃うちの近所でも、犬連れで歩いている人をほんとに多く見かけます。かく言う私も犬と暮してはや9年。コーギーの女の子なのですが、9年も四六時中一緒にいると、ペットというより、すっかり家族の一員です。9歳といえば、人間ならもう60歳といったところだけど、これがまぁ、衰えを知らないというか、元気が良すぎるというか…。もう少し落着いてくれないかと思うこともありますが、私にとっては今やかけがえのない「相棒」です。
私は仕事柄、どうしても一日中家に閉じこもり、パソコンとにらめっこ、という生活になりがちだけど、この小さな相棒のおかげで、私はどんなに救われていることか。どんなに原稿に追われていても、一度は散歩に出なきゃならない。でもこれが、ほんとにいい気分転換になるのです。時には一緒に走り、時には休憩してただ「ぼーっ」として過ごす。そんなことしている時間がもったいないと思ったこともあるけれど、パソコンの前でいくら考えても文章が浮かんでこないのに、案外この「ぼーっ」との時間に、気の利いたフレーズがぱっとひらめくんですよね。何より、相棒との散歩は、きゅうきゅうとした気持ちから開放されて、心はもちろん、呼吸までゆったりしてくるのです。
相棒と散歩する時間は、私にとって最高に満ち足りたひととき!
と、書いてたら、あー来た、来た!
「そろそろ散歩の時間だぜ」って目をして、私の顔を見上げてる。
そんじゃ、今日も行ってきます!